はじめまして。
兵庫県尼崎市で街の「便利屋」業務を、自営でやらせて頂いてます「きずえ」と申します。
ハウスクリーニングは、私が独立して仕事を始めたときに、一番先に安定した利益を生み出し
私を復活させてくれた大切な仕事です。
現在私は、ハウスクリーニングと、害虫駆除、プチリフォーム的な仕事を組み合わせて独自のかたちでお仕事をさせて頂いておりますが、始めにハウスクリーニングに取り組んだことが、その後の事業に非常に生きております。
お家に関するサービスには、必ずハウスクリーニングの知識が基礎になり、そこに、リフォームであったり害虫駆除の技術を加味することで、地域でご好評を頂いております。
このホームページは「ハウスクリーニング」を
・独立して、仕事としてやってみたい
・普段の家事をレベルアップしたい
・木末に仕事を依頼したい
という方の為に、詳しく解説します。
10年前サラリーマン経験しか無かった私が、自力で一人でご飯を食べられるようになったのは
ハウスクリーニング技術に出会ったおかげです。
ハウスクリーニングは
・比較的お金をかけずにはじめることができる
・少額の投資で、自分が出来ることから始められる
・お家に関するあらゆることが仕事になる
・時代が変わっても、お掃除のニーズはあり続ける
・歳をとっても、マイペースで続けられる
・原価率が低いので、がんばれば収入が安定する
というメリットがあるお仕事です
また、仕事として独立するほどでなくとも、例えばご主人が
ご自宅で、このやり方を取り入れて、お家のさまざまな箇所を綺麗にできたら
きっと奥様にも喜ばれるのではないでしょうか。
また、この人生100年時代、定年後のライフワークとして、身体を動かしながら
「ありがとう」の言葉を頂きつつ、マイペースで続けられる仕事としてとても良い
と思います。
そして、作業内容について詳しくご説明することで
今後の私のクライアント様にも、私の仕事をご理解頂く
ことができます。
目次
【導入編】
・最初に大事なこと
・ハウスクリーニングの仕事の魅力
・どんな人に向いているの?
・ハウスクリーニング業界全体のお話
業界の特徴
(様々な分野)
ビルクリーニング
店舗清掃(施設清掃)
空室清掃
新築美装
汚部屋清掃(特殊清掃)
ハウスキーパー
【技術編】
・技術編基礎
汚れのとり方は2種類
洗剤の種類は3種類
ハウスクリーニングで使用する道具について
・おすすめの道具
場所別クリーニング内容
・配管洗浄(排水管洗浄)
・ソファー
・カーペット
・マットレス
・自動車
・キッチンクリーニング
レンジフード
コンロ
シンク
キッチン一式
・浴室クリーニング
ユニットバス
タイル風呂
デザイナーズ浴室
・トイレ
・洗面所
・窓
・フローリング
・ベランダ
・エアコン
【営業編】
・営業編基礎
・ニーズを考える
・SNSは業者乱立の時代
・技術より営業が大事
最初に大事なこと
ハウスクリーニングのお仕事の現実的なお話をするよ!
☆この章のポイント
・お客様は千差万別
・お家の設備も千差万別
・汚れを落とすとは
・危険もある
・お客様は千差万別
清掃(クリーニング)に求められるのは「きれい」「清潔」「においが無くなる」ということですが、きれいとか清潔やにおいについては、仕上がりを見て、お客様がどう感じるかということです。
つまり、作業したあなたが、きれいに出来たと思っていても、お客様がきれいと感じて満足して下さるかどうかは、100%お客様次第ということです。
ここまでやれば完成という正解が無いので、そこを自分の中でどう考え、どうやって、お客様満足度を上げていくのかが、この仕事の重要なポイントになります。
・お家の設備も千差万別
エアコンなどが良い例ですが、数十年前の商品があると思えば、毎年のように最新機種が開発され、構造もメーカーごとにバラバラです。いちいちマニュアルを見て手間取っている時間はありませんので、パッと見て臨機応変に対応できるようなセンスが分解ものには問われます。
レンジフードや、ユニットバスのエプロンに関しても、外国製の特殊なものや、年代のかなり古いものなど、マニュアルも存在しないものを、分解して清掃しなければならない場面も出てきます。
これに関しては、経験とセンスで対応するしかありません。
・汚れを落とすとは?
レンジフードの汚れの場合、金属に油汚れが高温で張り付いているような状態ですが、金属に塗装されているので、汚れを強力な洗剤で落とそうとすると、塗装もとれてしまう場合がよくあります。
汚れと塗装が一体化してしまっているのが原因ですが、そのように、汚れを落とす行為は、お客様の器材を変化させてしまう可能性があるということを念頭に入れて作業することが大切です。
・危険もある
ユニットバスのエプロン内部を高圧洗浄機で清掃するような場合、水と電気を同時に使いますので感電の危険や、壁面や高所のガラスを清掃する場合、脚立等で高所作業により落下事故の危険もあります。清掃技術だけではなく、安全作業の勉強も大事です。
ハウスクリーニングの仕事の魅力
ハウスクリーニングの仕事を実際やっている私が感じる魅力を解説するよ!
☆この章のポイント
・圧倒的な自由度、かつ、業務の広がりは無限大
・ハウスクリーニングはエクササイズ
・圧倒的な自由度
お客様のお困りごとに対して、自分が何をしてあげられるかは、完全に自分対お客様のコミュニケーションで生まれます。
例えば、ウオークインクローゼットを清掃してほしいという依頼に対して
過去の私の例で言えば、古いタンスの解体、回収と廃棄、その他の不用品の回収と廃棄、物がなくなった後のフローリングの補修と、清掃・ワックス掛け、クロスの補修と清掃、ドアの補修、調整。新しい棚の作成、きれいになったクローゼットへの荷物の運び込み。
無限に出てきます。
それを、どこまでやるか?どこまで自分がやるか?やらないか?
すべてが、お客様とのお話できまります。
小さなウオークインクローゼットでさえそうです、もっと範囲が大きくなり、家電や住宅設備が増えれば、ご要望やサービスは増えていきます。
当然、ガス水道電気など専門知識や資格も必要な業務もありますが、その時点で他の業者を手配したりやるやらないの判断を任せられるのは自分自身になります。
また、時間に関しても、お客様にご了承さえ頂ければ、最短時間で仕上げる必要すら無いのです。
もちろん仕事が立て込んでくれば、1つの仕事を最短時間で仕上げることができれば、売上は増えていきますが、差し迫って次の仕事がなければ、お客様のお許しがあれば納得いくまでお困りごとに対処しても原価はほとんど変わらないと思います。
自分自身や依頼できる外注先のスキルの幅やレベルによって、対処できる範囲は変わってきますが、お客様との関係性だけできていれば、仕事内容が無限に広がるのがハウスクリーニングという仕事の面白さです。
・ハウスクリーニングはエクササイズ
実際にこのページをご覧になって、少しでもメニューを実際作業されてみればすぐわかりますが、ハウスクリーニングの身体の使い方は、非常に良質なエクササイズです。
世の中には、わざわざお金を払ってスポーツジムに通われたり、ただ時間をとってウオーキングやランニングをされたりする方がおられますが、もし、仕事としてハウスクリーニングをされるほどでなくとも、例えばご自身の家を場所を分けて少しずつでもクリーニングされたりすれば、非常に効果的なエクササイズになります。
目的の無い運動は、なかなか継続するのが難しいですが、お仕事のご依頼があれば、強制的に身体も動かせますので、一石二鳥ではないでしょうか?
掃除の基本が「上から下」なのですが、ホコリにせよ、汚れにせよ、水で洗えば下に落ちます。
道具は基本的に床に置いてあります。
床の道具を取って、自分の頭より高い位置の対象物を清掃する、また、その道具を床に戻す。
それだけで、単純にスクワットを何回もやります。
膝を使って上体を落とさないと、すぐに腰が痛くなりますので、自然と正しい身体の使い方ができるようになります。
壁を拭いたり、サッシをブラシでこすったり、日常生活では使わない筋肉をふんだんに使います。
実際私自身も、ハウスクリーニングの仕事を本格的に始めた当初は全身がやばいくらい筋肉痛になりました。特に足腰がかなりきついです。
筋肉痛と、動かさないことによる疼痛は違うもので、動かすことによる筋肉痛は気持ちの良いものです。
想像するに、現代人はオフィスワークが中心になり、本来の人間の動きをまったくしていないのではないでしょうか?
毎日、お金を頂きながら、全身のエクササイズができるハウスクリーニングという仕事は、人間本来の身体の使い方ができる、非常に良質なエクササイズだと思います。
どんな人に向いているの?
このお仕事に向いている人を説明するよ!
☆この章のポイント
・伸びるのは職人(アーティスト)タイプ
・コミュニケーション苦手でも大丈夫
・自分のタイプを見極める
・万人に好かれる必要はない
・伸びるのは職人(アーティスト)タイプ
前章でもちょっと触れましたが、クリーニングのお仕事は数値で表されるものではなく、お客様の感覚で評価が左右されますので、自分なりの正解というか基準が必要になってきます。
少しかっこつけた言い方をすれば、クリーニングさせて頂く対象を自分の「作品」と考えられる職人気質は必要です。
獲得したお仕事を単なる作業としてこなすのではなく、現時点での自分の最高到達点として、お客様に引き渡す心構えと、技術を常に向上させていこうという向上心は欠かせないと思います。
もう一つ重要なのは、変なこだわりを持つ悪い意味での職人気質ではなく、あくまでお客様に満足して喜んで頂く為にこだわりを持てるかどうか?ということです。
同業者もたくさん見てきましたが、このポイントに欠ける人は必ず辞めていきます。
・コミュニケーションが苦手でも大丈夫
お客様の家に上がらせて頂いてサービスをする職種ですので、もちろんトークが上手だったり、人懐こい人柄などであるに越したことはありませんが、最低限の挨拶や会話はできた上で、あくまで、クリーニングの結果が大切ですので、清掃の完成度を上げて、スピードも上がれば、お客様の満足度は上がります。
寡黙で無口だけど、仕事はしっかりやると評価して下さるお客様も必ずいます。
私自身も決して万人受けするタイプの人間ではありませんでしたが、不思議なもので、たくさんのお客様からご依頼を頂き、場数をこなしていくと自信がついてきて、お仕事を通じて、コミュニケーションスキルはどんどん上がっていきました。
何よりも、地元のお客様から毎日声をかけて頂き、ありがとうのお言葉を頂き、それが毎日の励みになってここまで来れました。
・自分のタイプを見極める
私の場合は、機械類の分解清掃が得意で、分解することでしか取れない汚れや、他の業者が敬遠するような珍しい設備にも対応できることで差別化してきました。
そこに関しては、清掃が得意でも分解が苦手な方もおられます。
一般的な汎用型の設備に関しては当然できなければなりませんが、自分の得手不得手をしっかり把握して、無理なものはきちんとお断りする、できる範囲をご説明することは重要です。
スキルアップの為に多少の背伸びは必要かもしれませんが、無理をして設備を壊したり、事故を起こして怪我をするのが一番いけないことです。
・万人に好かれる必要はない
見た目が爽やか、明るくてコミュニケーション上手であれば、万人受けしますし、最初のうちは仕事もとりやすいですが、肝心の作業レベルが低ければお客様は離れていきます。
最初のうちは、なかなか仕事がとれなくても、一つ一つのお仕事を精一杯やって、ダメだったところを改善していく意欲があれば伸びていきます。
ハウスクリーニングや便利屋のお仕事は、かなり口コミが強い業種ですので、1人ファンのお客様がつくと、そこからご紹介でどんどん広がっていきます。
第一印象や、表面的なイメージだけで仕事をとる人は、時間がたつと伸び悩み、結局廃業してしまいます。
一つ一つの仕事、お客様を大事にすることが最大のポイントなのです。
仕事をすすめていくと、自分の個性を評価して下さるお客様と、合わないお客様が必ず出てきます。
長所を伸ばして、短所はできるだけ改善するほうが、自分もお客様も幸せになりますので、お客様の評価を通じて、自分の長所を見極めていく姿勢が大切です。
・ハウスクリーニング業界全体のお話
クリーニング業界全体を簡単に説明するよ!
☆この章のポイント
・業界の特徴
・様々な分野がある
・業界の特徴
私が清掃業界に入ったときに、驚いたというか面白かったのが、業界内での人の移動がとても活発なことです。
会社規模としては、大小様々なのですが、会社をまたいで、職種をまたいで人が応援に行ったり、複数の会社が共同で作業をしたり、人の流通がとても盛んな業界なのです。
普段は個人事業主として、1人で活動していても、人のつながりがあれば、全く違うスタイルの清掃に応援で入ったりします。
どのような業種があるのか知っておくと、個人の仕事が少なくて困っている時にも、仕事を切らすことがないのでとても安心です。
たとえ他の分野の経験が無かったとしても、現場に入れば戦力になれる仕事もありますので、やったことが無いから受けないではなく、声がかかったら現場に行って自分の任された仕事を精一杯やり、慣れたところで、新しい技術も教えてもらうと、自分の仕事の幅が増えていきます。
ビルクリーニング
自己紹介で少し触れましたが、私が初めて清掃業界に入った分野です。
業界の中では「ビル管」などと呼ばれています。いわゆるオフィスビルやテナントビルになりますが、一定規模以上のビルは消防設備点検や防虫防鼠管理が法律で義務付けられていますので、必ずビル管理会社がそのビルの管理をしています。多くの場合はビル管理会社の下請けとして清掃会社が入っており、大規模なビルになるとそのビルの中に詰め所があり、清掃員が常駐しています。(私もその1人でした)
主な業務内容は、オフィス内の日常清掃・共用部(トイレなど)の清掃、ゴミ庫の管理(ゴミの仕分けなど)テナントから出る産業廃棄物の処理なども仲介します。
大きなビルの清掃詰め所は、地域の営業拠点を兼ねている場合が多いので、付近の中小ビルの定期清掃(ワックス掛け、ガラス清掃など)まとめて管理しています。
その、定期清掃の際に、床の洗浄ワックスや、ガラス清掃を専門に請け負っている会社に依頼して立ち会ったりすることもあります。
ある程度の高層ビルになると、足場が無いと外面のガラスができないので、ロープで吊って作業するようになりますが、その分野に関しては、専門的になり徒弟制度のような会社が多くなります。
若くて、高所が苦手でなければ一度その会社に入ってロープの技術を身に着けておくと、後々特殊技能として重宝されます。
店舗清掃(施設清掃)
飲食店、美容室、スポーツ施設なども床洗浄ワックスやガラス清掃を外注している場合が多いです。
特に大規模なショッピングモールや面積の広い施設になると、1つの会社では人数が足りなかったりするので、個人や小さな会社が応援で呼ばれて参加します。
空室清掃
賃貸物件や、不動産売買で次の入居者入る前に、内部のクリーニングに入ります。依頼元は物件の大家さんであったり、不動産会社になります。
個人の場合は単身向けマンションやアパートの清掃に入ることが多いです。
清掃箇所は水回り・ベランダ・玄関、床がフローリングやPタイルであれば、洗浄ワックスを行ったりします。
引っ越しシーズンは忙しくなります(2〜3月、6〜7月)依頼がその時期に集中するのが特徴です。
新築美装
新築の家が建てられたあとに、買い主の方が入居されるまでに清掃に入ります。
依頼元は建設会社になります。
家を建築する際にかなりの工事ほこりが出るので、洗剤は使わずにほこりやクロスのりなどをくまなく除去します。
住宅設備のかなり細かいところまで、ほこりは入り込んでいるので、通常の清掃とは少し異なり独特の技術が必要です。
木材や石膏ボードを切ったときの、切子は非常に微細な粉塵なので、普通の家庭用掃除機を使っていると、すぐにモーターが詰まって壊れてしまうくらい微細です。
建設業界の工程の一部になり、「洗い屋」と呼ばれます。
建設業特有のルールや段取りが求められます。
建設会社や工務店をクライアントにできれば、仕事に定期性が出ますので、売上が安定するようになります。
汚部屋清掃(特殊清掃)
ハウスクリーニングの一部になりますが、日常生活の汚れではなく、ゴミ屋敷や夜逃げ物件などの特に汚れ方が激しく、残置物のゴミが大量にあったりしますので少し特殊になります。
ゴミの片付けから入りますので、不用品回収やゴミ処理の能力が必要になります。
畳が使い物にならなくなっているケースが多いので、畳を廃棄したり、リフォーム業者との連携も必要な場合が多いです。ペットや害虫の糞尿やにおいが強く残っている場合は脱臭技術も必要です。
孤独死や事故死、殺人などの場合は、汚れやにおいに対する処理が高度になりますので特殊清掃と呼ばれ、対応可能な業者は限られます。
特殊清掃に関しては、技術的な部分より、人の死に対するメンタル的な耐性や、ハエ・ゴキブリ・ウジなどの、虫に対する耐性が求められます。
ハウスキーパー
昔で言う家政婦さん的なお仕事ですが、多くは主婦がされるような簡易な日常清掃にプラスして料理、エアコンなど多少専門的なクリーニングの仲介をされています。
料理や日常の様々なサポートをするお仕事ですので、女性が多いですが、分解清掃や高所などは、外注されるので、そのような時に一緒にお仕事をさせて頂くようになります。
以上のように、一口に清掃と言っても、様々な分野があり、個人が色々な分野に応援に行くことも多くなります。
応援に来るメンバーは顔見知りになっていきますので、友達になって情報交換したり、声をかけあってこちらも応援に入ってもらったり楽しいものです。
職人が集まったときには、新規の場合は何が出来るか聞かれる場合も多いので、新しい分野にどんどんチャレンジして、自分が出来る技能を増やしておくと、仕事を依頼される機会も増えて楽しくなります。
技術編基礎
ハウスクリーニング技術の基礎を解説するよ!
☆この章のポイント
・汚れのとり方は2種類
物理的除去
科学的除去
・洗剤の種類は3種類
アルカリ性
酸性
中性
・全てをサポートする中性洗剤
・汚れのとり方は2種類
物理的除去
イメージ
ガラスに泥が着いている場合、スクレイパーを引けば泥はとれます。
メリット
物理的除去は汚れに直接アプローチしますのでスピードが早く、時短になります。
また、1度道具を揃えればランニングコストは掛かりません。
デメリット
対象物(ガラス)にスクレイパーが接するので、間違うとガラスを傷つける場合があります。
物理的除去に使う道具
スクレイパー
ブラシ
サッシノミ
パッド
科学的除去
カーペットにソースをこぼして乾いたら、繊維に固まってなかなか取れません。ソースは主に油分ですのでアルカリ性洗剤で溶かしてから除去します。
メリット
汚れにだけ作用させる事ができる
デメリット
汚れの原因がわからないと使えない
汚れ以外に作用する場合がある
パッケージの洗剤は高いのと、使えば無くなるので補充するのにお金がかかる。
実際の現場では、物理科学が同時、あるいは混合で使われます、例えばカーペットのソースであれば、スチーマーで柔らかくする(物理)→アルカリ性洗剤を噴霧(科学)→エクストラクターで吸引(物理)
ですが、今自分がやっている工程が物理なのか、科学なのか意識して、何の目的でその作業をしているのか、考えながら作業しないと成長も時短もなく同じ作業を繰り返すだけになりますので、
代表的な洗剤と薬品
アルカリ性洗剤→油を溶かすイメージ
ケミクール、次亜塩素
酸性洗剤→石(カルシウム)を溶かすイメージ
ナイス、塩酸
中性洗剤
市販の食器洗剤、界面活性剤
気をつけてほしいこと
洗剤や薬品には酸性とアルカリ性がありますが、どうしても同じ作業箇所で酸性とアルカリ性を両方つかわなくてはならない場合が出てきます。
酸性洗剤とアルカリ性洗剤が混ざると有毒ガスが発生する場合があります。
其の際は、必ず酸性を使う工程と、アルカリ性を使う工程は分けて行います。
また、作業区域の排水溝など水分がたまる場所は、しっかりと十分に水を流して、酸性洗剤とアルカリ性洗剤が混合しないよう注意します。
換気ができる場合は、必ず換気を行いながら作業します。
・全てをサポートする中性洗剤
中性洗剤とは、例えば台所の食器洗剤なのですが、内容は水と界面活性剤と、製品別の微量の添加剤です。
界面活性剤は、汚れと物質を再びくっつけない、再付着防止効果があるので、酸性洗剤やアルカリ性洗剤を使うときにも、中性洗剤をまぜて上手く使います。
ケレンやサッシのみ、ガラスケレンなどで物理的除去を行う場合は、界面活性剤が潤滑の役割をして素材を守ります。
☆ハウスクリーニングで使用する道具について
・実際に私が現場で使用して使いやすかった道具をご紹介します。
・以下の各パートで、個別に使用する機器類は、各パートでご紹介します。
キッチンクリーニング
キッチンクリーニングでまず考えるべきは、キッチンの要素をおおまかに分解したときに
キッチンの棚(上下)
シンクを含む列全体
コンロ
レンジフード(無ければ換気扇)
キッチンの床面
と分けられます
ハウスクリーニングのメニューとして、は単品にわけた設定も必要ですが
ある程度、仕事が慣れた場合はセットとしての受注をおすすめします。
理由としては、キッチンは家の中でも汚れの度合いは強く、はっきりキッチンと
それ以外が分けられているかどうかは、家の間取りや配置にもよるからです。
また、分解した部品の浸け置きなども同時に行えるので、時短メリットが大きいです。
他の工程で多少汚れが飛んだとしても、後でそこもクリーニングしますので、養生の工程も最小限で済みます。
そこで少し考えて頂きたいのは、お客様の心理です。
なぜ、キッチン一式で依頼しなかったのか?
理由は複数あります
「初めて依頼するし、お試しで単品」
「他は自分でやってるし、できる、そこだけ難しい」
「キッチン一式が高い」
色々あると思います。
単品は業者からすると割に合わない受注かもしれませんが、自分のスキルを証明するチャンスです
単品という難しさを意識しつつ、お客様ご自身がクリーニングされる以上の効果は出さないと
次につながりません。
業者としては分ける必要がある以上、線引きはしっかり自分の中で確定した上で、例えば、単品で受注する場合どこまでが対象なのか、事前にお客様としっかりすり合わせが必要になります。
なぜ、そのような事を言うかと言いますと、例えばレンジフードを単品で受けた場合、掃除の基本は上から下です。レンジフードの清掃をすると、真下のコンロやフード下の壁面全体に油汚れが飛び散ります。
あくまで、機器単品としての受注ですので、レンジフード単品を清掃する場合は、真下の設備について慎重な養生が必要になります。
また、キッチン一式として受けた場合は、浸け置きが必要な五徳やレンジフードのフィルターやシロッコファンや、魚焼き器の網やパンなどを同時に浸け置きすることができて、時間的にも段取り的にもかなり効率化されます。(当然、一式として受けた場合はお得になる割引設定が必要です)
しかしながら、ハウスクリーニング業務を始めた当初はどうしても、単品受注は多くなりますので、しっかりと単品の範囲は区切りながら、多少他に影響が出る部分はある程度サービスとして、現状よりは少しきれいにしてあげる気遣いも必要になってきます。完璧は目指さなくていいです。現状より少しキレイになった程度で十分です(そもそも範囲に含まれていないので)
そして、範囲の分け方の考え方ですが、基本的には、一式受注できた場合は、キッチンの区画全てです。
とは言え、キッチンと一言で言っても様々なパターンがありますので、考え方をお伝えします。
当たり前ですが、単品はそれぞれ完全にキレイにする。棚は、内容物が全てお客様が出して下さった場合は中まで清掃する。そうでない場合は外部と扉だけ清掃する。
床面は、キッチン全てセットの場合のみ洗浄ワックスまで。
単品なら、床は本来関係ありませんが、十分に養生した上で、最後に拭き掃除くらいはしましょう。
完全に養生したと思っても、意外に細かいところが汚れているものです。
レンジフード
コンロ
シンク
キッチン一式
浴室クリーニング
浴室クリーニングの基本的な話します!
☆この章のポイント
・浴室の汚れは複合汚れ
・ユニットバスとタイルのお風呂があります
・ユニットでもタイルでもないデザイナーズは別途説明します
浴室の汚れは、キッチンの油汚れのようにはっきりと分かれているものではなく、日々の使用で汚れの要素が飛び散って乾いてを繰り返した、複合汚れということを意識してクリーニングすると、だんだん要領がわかってきます。
まず基本を理解した上で、より効率的な早いやり方を覚えていきましょう。
浴室の汚れの要素は、水分の中のカルシウム、石鹸・シャンプー・ボディシャンプー・リンス・人体の垢などのタンパク質です。
それらが、毎日の入浴で飛び散り、乾燥する。それらがいつの間にか蓄積したのが、浴室の汚れです。
アルカリ性洗剤で取るもの、酸性洗剤で取るもの、電動機器でとるものなど、段階と工程を経て汚れを取っていくのが浴室清掃です。
ユニットバス
タイル風呂
デザイナーズ浴室