自分が使いやすかった道具を紹介するよ!
☆この章のポイント
・最初から全部揃える必要はありません
・100均で買える類似商品もありますので、随時紹介します
・自分に合った道具を探すのも楽しみの一つです
自分にあった使いやすい道具は、仕事のスピードや仕上がりに変化が出ますので、技術レベルが低い時こそ、良い道具を使うべきだと、私は考えます。
良い洗剤や道具は自分を助けてくれます。
安物で節約しようという考え方は、結局上達速度が鈍り、長い目で見ると損します。
逆に、スキルが上がれば、安物の道具でも上手く仕上げることができます。
スポーツや芸術でも同じではないでしょうか。
毎日酷使する道具は、廉価なものだとすぐ壊れたりして買い換えるはめになります。
また、ベテランの方や成果を上げている方に同行できる機会があれば、その方々は必ず理由があってその道具を選択されているので、なぜその道具を使っているのか質問してみるとためになります。
・車
私は、独立した当初スズキのワゴンRという軽自動車を持っていたので、後部座席を倒して荷台にして仕事を始めました。荷物が増えてくると荷物をたくさん積める軽ワゴン車が便利なのですが、普通車でも何でも車であればとりあえず仕事を始めることは可能です。
極端に言うと、工夫すれば荷台付きのバイクでも可能ですし、リアカーでも仕事はできると思います。
逆に、ハウスクリーニングの仕事なら、この車が必要だとか、道具はこれが必要だと堅苦しく考える方はこの仕事は向いていないと思います。
持っているもの、出来ることで、出来る範囲で初めて拡大していく気概が無いとつぶれます。
最初はちっぽけでも、小さいなりに自分が経営者ですし、仕事もお客様も選ぶのは自分自身なのです。
以下に、色々とおすすめの道具を紹介しますが、最初から全てを揃える必要などありません。
代替品で十分な仕事ができます。
・腰袋
腰袋の必要条件
・ベルト部分が幅広で身体にフィットすること
・常に必要な道具が全て余裕をもって収納できること
・ワンタッチで付け外し可能なこと
・できれば、各腰袋もワンタッチで付け外しできると便利
・水洗いできること
腰袋には、ブラシ・パッド・サッシのみ・ケレン・ドライバー・ガラスケレン・スクレイパーなど頻繁に取り替える手回りの道具を入れて常に携帯します。スプレーヤーなども差し込めると便利なので、ベルト部分に帯がついているとよい。結構目立つ道具なので、気に入ったデザインのかっこいいものを選ぶと気分も上がります。
・ヘッドライト
ヘッドライトの必要条件
・充電式であること
・防水であること
・LEDであること
ヘッドライトは、レンジフード内部での作業、浴槽のエプロン内部作業、新築の美装など照明が無く暗い場所で作業をするときに使用します。軽くて輝度が高く長時間使えるものが便利です。
・脚立
脚立の必要条件
・3尺と2尺を切り替えられること
・はしごとしても使えること
・アルミ製であること
脚立は最初の頃は3尺あれば十分ですが、業務の幅が広がるにつれ、4尺や6尺が必要になってきます。部屋の中は意外に狭いので、切り替えができるタイプがベストです。
脚に取り付けるソックスが100均で売っていますので、装着して使用します。
・ブラシ
ブラシの必要条件
・毛がナイロン製であること
・持ち手はプラスチックかステンレス
ブラシは消耗品ですので、写真と同じような形状のものを100均で探してそろえるとよいです。
・ケミクール
厨房用に開発された洗剤ですが、私はハウスクリーニング全般に使います。サラサラして使用感が良く、汚れも万能に取れるので愛用しています。用途によって濃度を変えて使います。粘りをもたせたいときは中性洗剤を少し混ぜます。
蛇口をつけて容器にそのまま補充できる「パックインボックス」の梱包が便利です。
保存としては一斗缶のほうがよいのですが、一斗缶がゴミになりますので、パックインボックスタイプをおすすめします。
・重曹、セスキ炭酸ソーダ
重曹やセスキは、メインで使用するのであればかなり量は使いますので、4kg以上のまとめ買いをしたほうがいいです。品質は同じですので、安いもので大丈夫です。
・苛性ソーダ
レンジフードの浸け置きや、排水管が詰まった場合に使用します。危険な薬剤ですので、安全事項を確認して、あくまで自己責任での使用をお願いします。初心者が一人で使うのはおすすめしません。
・雑巾、マイクロファイバータオル
雑巾とマイクロファイバータオルは使い分けます。比較的汚れがきつい段階では雑巾を使用し、仕上げに近づくにつれて、マイクロファイバーを使います。
消耗品ですので、安くて丈夫なものをまとめ買いしておきます。
・スプレーヤー
スプレーヤーの必要条件
・規格を統一する(希釈率を間違えにくくなる)
・容量500ミリ程度
・色分けができること
・本体にメモリがついていること
・逆さでも噴霧できること
・透明で中身が見えること
スプレーヤーは使用頻度が高い道具ですので、良いものを選んだほうがストレスが無いです。
山崎産業であれば、5色に色分けできるので、内容物を間違えることもなく、安心です。
・ニトリル手袋
ニトリル手袋は、洗剤から手を保護するのと、けが防止の意味がありますので、使い捨ての薄いものよりも、厚手をおすすめします。ダイソーにも売ってます。
レンジフードの漬け置きなどを作業するときは、ショーワの極厚の手袋を使うと、熱さにも耐えられますのでおすすめです。
・パッド(茶、緑、赤)
・コンテナBOX
コンテナBOXの必要条件
・各種の浸け置きに使用しますので、耐熱温度を確認する
・バンパーグレードというのが強度がありおすすめ
コンテナBOXは、中に道具を入れて運んで、浸け置きが必要な場合は、中身を出して浸け置き容器として使用します。衝撃に対する強度と耐熱温度は高い方が安心です。
私はバンバーグレードの黒を使用していますが、浸け置きで溶けたり変形したことはありません。
同じメーカーで揃えると、積み重ねができて便利です。
全ての道具を入れると、だいたい4箱くらいになります。
・ブルーシート
3000番くらいの厚手のものを持っておくと、拭いて何回も使えますのでよろしいかと思います。薄手のペラペラはすぐに切れたり、ほつれたりしますので、厚めをおすすめします。
建築現場用ではないので、ハトメ等は不要です。
大きめのものを用意して、使いやすいサイズにカットして使うと便利です。
養生で活躍しますので、ストックを持っておくと安心です。
・コロナシート
マスカーとも呼ばれますが、フチに養生テープがついているものが使いやすいです。
目的は洗浄する際の、飛散防止ですので大は小を兼ねます。
大きすぎると取り扱いが大変になりますので、1800ダブルくらいまでがいいかと思います。
コロナシートもよく使いますので、まとめ買いをおすすめします。
・古新聞
最近は新聞を定期購読されている方も少ないので、私の場合はお客様から古新聞をよく回収させて頂きました。無料で吸水紙として利用できるので、お客様の家で古新聞があったら積極的に回収させて頂くといいです。
・ケレン
皮スキなどとも呼ばれます。
最近は替刃式など、持ち手がプラスチックのものも多数出ていますが、滑りやすいので木製の持ち手をおすすめします。
刃が鋭利すぎたり、角が尖っていると傷をつけやすいので、新品の場合は砥石などで角を丸めて刃も丸めたほうがいいと思います。
柄から刃先までは短いほうが使いやすいです。
カーボンや樹脂のものは、傷をつけにくくて良いのですが、すぐにヘタったり、割れたりしますので結局は、金属がいいです。
・サッシのみ
サッシヘラとも呼ばれます。ケレンの極細バージョンなのですが、レンジフードの溝の油を掻き出したり、窓サッシの溝の汚れを掻き出すのに使用します。
ケレンと同様に最近は替刃式など、持ち手がプラスチックのものも多数出ていますが、滑りやすいので木製の持ち手をおすすめします。
刃が鋭利すぎたり、角が尖っていると傷をつけやすいので、新品の場合は砥石などで角を丸めて刃も丸めたほうがいいと思います。
ノミに関しては、柄から刃先までが長いほうが使いやすいです。
慣れてきたら、自分で使いやすいように刃を曲げたりして使います。
・セラミックのみ
製品名はセラスティック。
蛇口周りなど、カルシウム汚れが溜まりやすく、なおかつ、鏡面仕上げで傷がつきやすい部分に使用します。
幅広のものもありますが、雑に作業するのではなく、時間がかかっても細かく作業したほうが、傷を付けずに綺麗に仕上がるので、細いスティックで作業しましょう。
・ドライバー
ドライバーも持ち手が木製が使いやすいです。プラスマイナスと長い短い4本そろえておけばだいたい足りると思います。ネジサイズも何種類か揃えておけば安心です。
分解や調整に使います。
・モンキーレンチ
レンジフードのシロッコファンを分解する際に使います。ショートタイプで十分です。可動部分が錆びるとすぐ使えなくなりますので、常に注油するのと、水分がつかないように別で保管をおすすめします。安物で十分です。
・ヒートガン
レンジフードやコンロの固着した油汚れを浮かすのに使用します。
ドライヤーなどでもいいのですが、結局使うのであれば、特化した道具のほうが効率がいいです。
狭い範囲を高温で加熱したほうが作業しやすいので、マキタをおすすめします。
・投げ込みヒーター
浸け置きの温度を上げるのに使用します。温度調節機能などの精密な使い方はしないので、シンプルなものが故障しなくて、かさばらなくて良いです。W数が大きいものほど早く温まりますが、500Wで十分使えます。
水道ホース
ノズル
コネクター
洗濯ネット
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