ソファークリーニング

きずえ
きずえ

ソファーのクリーニングを説明するよ!

☆この章のポイント

・ソファーの汚れの特徴と汚れのとり方を理解しましょう。

・ソファー特有のお悩みを理解しましょう。

・ソファーの構造を理解しましょう。

↑昔僕がやった実際の画像です、飲食店ですが、一般のご家庭でもやってます。

ソファーはとても特徴的な家具で、主な設置場所はテレビの前のリビングの中央になります。

ペットを含め、家族が団らんする幸せの象徴の部分であり、使用頻度も高く、来客時も含めてそこで、食事をしたりくつろいだりする場所になります。

直接身体が接して、様々な生活がソファーの上で繰り広げられるので、汚れ方や消耗の頻度も激しく、かと言って、分解して丸洗いできるような構造でも無いため、汚れはどんどん蓄積します。

そして、最近問題になっているのが、ソファーの内部に汚れだけにとどまらず、ノミ・ダニ・シラミなどが生息し、家族が刺されるという事案です。

私は、害虫駆除業務も並行して行っておりますので、ソファークリーニングに害虫駆除も必ずセットで行いますが、害虫駆除に関しては別のホームページで解説しておりますので、そちらをご覧下さい。
kizueサニテーション 害虫駆除ページ

ソファーの構造は、木や金属などで構成されたフレームに、中綿やスポンジなどでクッションにして、表面を布や皮で覆っています。
その構造が、清掃や害虫駆除の難易度を上げています。

多くの場合、汚れが内部まで浸透していて、臭いやシミがとてもとれにくいのです。
ペットが媒介したり、何らかの理由でノミ・ダニ・シラミなどが生息してしまった場合は更にやっかいです。害虫はどんどん奥へ行きますのでなかなか根絶できないのです。

ソファーの表面が特殊布や本皮の場合はクリーニングの仕方が異なりますので後で簡単に触れます
(一般の方は自分でされないほうが無難です)、一般的な布について解説いたします。

・作業開始前のお客様とのトーク

ソファーの表面的なシミに関しては、素材自体が変化していなければある程度溶かして吸引すれば取れますが、汚れ自体が染料のような性質(例えばコーヒーや血液など、インクなどはもちろんとれない)の場合、素材の繊維自体が染色されていて色が取れても跡が残る場合があるので、事前に説明が必要です。有機溶剤や酸性洗剤をうまく使えばとれる場合もあるので、みえづらい場所でテストさせてもらえるかお客様に確認が必要。

①周辺部をコロナシートで養生

②掃除機とブラシで表面のゴミやホコリの除去を行います

③スチーマーで物理的に汚れを溶かす。ダニなどがいる場合は生息箇所を特定し深くスチームを当てます。(他の一般業者のように短時間、広範囲に当ててもダニが残って再発します)

スチーマーの必要条件は
・スチーム連続時間に関わる水の容量が大きいこと
・他にも使えるので、アタッチメントが豊富なこと
・最高温度と、連続使用時間を必ず見る

スチーマーに関しては、汚れの初期分解もありますが、私の場合は害虫や菌の除去の目的が大きいです。20分以上80度以上をキープできて、他の清掃にも使えるということで、私の場合はケルヒャーのスチームクリーナー一択になります。
他社は知りませんが、スペックを満たせるのであれば採用してもいいかと思います。

簡易なスチーマーを使ってダニ除去をうたっている会社が比較サイトなどに多数ありますが最深部やスチームが当たらないところにいくらでもダニはいますので、再発すると思います。

④洗浄液を全体に散布(電解イオン水か、40倍のケミクール)

⑤大きめのブラシでシート全体洗浄液を馴染ませます。

⑥散布と吸水を汚れが落ちるまで繰り返す。ケミクールを使う場合は段階的に薄めて最後は洗剤を吸収するために真水で行う。

⑦リンスクリーナーで十分に水分を吸引します

リンスクリーナーの必要条件
・回収できる容量
・アタッチメントの豊富さ(カーペット用とハンディは最低でも欲しい)
・汚水回収として他にも使えること(温度や廃液の条件確認)

リンスクリーナーも類似品が色々出てますが、家庭用の一般品としてはケルヒャー一択です。
業務用であれば、リンサーエクストラクターになりますが、異常なくらい大きくて重たいのでビル清掃をやるつもりがなければおすすめはしません。ビル清掃でエクストラクターに慣れておけば、家庭用でのスキルは上がるとは思います。

薬液の散布の仕方や度合い、回収の仕方、ムラを出さないコツが非常に難しいので、失敗しても良い環境で何度も繰り返し練習して下さい。

乾燥したときに、くっきりムラがでる場合もあります。完全乾燥の状態を何度もいろんなパターンで確認して自信を持ってから、一般のお客様に施工して下さい。友達や家族、親類などで何度も練習することをおすすめします。

⑧私の場合は、ここで、殺虫成分がある薬を必要箇所に施工します。(クリーニングとは関係ないので割愛)一応薬は挙げます。皮膚炎やアレルギー起こしますので、知識が無い方は絶対使用しないで下さい。むやみに散布しても効果はまったくありませんので。

害虫駆除については、別のホームページで専門に解説していますので、よろしければそちらをご覧下さい。ハウスクリーニングでご依頼頂いた場合は、ダニ・ノミ・シラミの駆除の別料金は頂きません。
害虫駆除kizueサニテーション

⑧送風機とドライヤーでソファーをある程度乾燥させて作業終了。

⑨養生の取り外しと機材の撤去

一般的な化繊の布製品以外は、取り扱いが非常に難しいので、製品名や原材料名をお客様からしっかり確認できる以外の場合は、やらないのが無難です。

製品名、素材名が確かに確認できる場合は、メーカーの公式ホームページでうたわれている対応可能製品だけ使ってクリーニングします。

勝手にできるだろうと判断して、やってしまうのが事故につながります。

特注品や特殊品をクリーニングするのはほんとうに危険ですので、肝に命じて行って下さい。




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